介護福祉士-実務経験

介護福祉士になるにはやっぱり実務経験が必要なの!?

「介護福祉士」資格を取るための受験資格について紹介します。

実務経験は必要?

介護福祉士になるための「介護福祉士国家試験」の受験資格には、以下の2つのいずれかを満たしている必要があります。

  • 福祉系高校で規定のカリキュラムを受けた人
  • 3年以上介護の実務経験がある人

福祉系高校出身者で無い場合、3年以上の介護職での実務経験が必要ということになります。この 「3年以上の実務経験」とは、「従業期間」が3年(1,095日以上)であり、なおかつ「従事日数」が540日以上であることを意味します。

デイサービスで昼食給仕をする介護職員
デイサービスでの昼食

「従業期間」とは、介護に関わる施設や事業所等に「在籍」している期間のこと。産休や育児休暇、病気などで休職をしていた場合でも、事業所や施設に籍がある状態ならば「従業期間」に当てはまります。

「従事日数」は実際に介護の仕事をした日のこと。パート・アルバイトなど、介護業務が短時間であっても従事日数は「1日」とカウントされます。有給休暇や病欠、研修、出張などで「介護の業務」に関わらなかった日は「従事日数」としては数えられません。

複数の施設や事業所で勤務した経験がある場合、その従業期間、従事日数を足した「通算期間(日数)」が規定を満たしていれば受験資格を得られます。ただし在職期間、従業した日が重なっている場合、その日数は加算とはなりませんので注意しましょう。

なお、受験の申込をした時に実務経験の日数が規定に足りない場合でも、受験年度の末日(受験日年の3月31日)までに従業期間や従事日数が満たせるようであれば「実務経験見込み」ということで受験申込をすることが可能です。

実務経験の証明は、 所属していた施設や事業所に「実務経験証明書」「従事日数内訳証明書」を提出してもらい、これを出願時に申込書に添付します。各証明書は所長・施設長など責任者の記入や押印が必要となり、発行手続きなどに時間がかかるケースもあるようです。実務経験証明書の準備には早めに取り掛かっておきましょう。